12月のおすすめ - 越乃景虎 -

「越乃景虎」醸造元の諸橋酒造株式会社は弘化4年(1847年)創業という、160年以上の歴史を持つ蔵です。蔵のある新潟県長岡市(旧栃尾市)は新潟県のほぼ中央に位置し、豊かな自然に恵まれた山紫水明の地です。但し、四方を山で囲まれ盆地という地勢から冬の寒さと降雪量の多さは、新潟県内でも有数の豪雪地であり、この地の人々へ与える苦労と生活環境の厳しさはまさに鈴木牧之「北越雪譜」の世界であり、生死裏表の世界でもあります。

しかしこの人には厳しい環境が酒造りには最高の環境条件を提供してくれます。山に積もった雪は融け土中深く潜り、数十年の歳月によって浄化され有用な酒の仕込み水となります。また山から吹き下ろす清冷な寒気は酒蔵全体を包み天然の冷蔵庫とします。酒造りに大敵な雑菌の繁殖を抑え、発酵の温度管理をしやすくしてくれるのです。この環境が諸橋酒造株式会社を伝統的酒造りに恵まれた蔵元にしました。

景虎が生まれる蔵に行ってきました!

現地レポート

上杉謙信が幼少期(長尾景虎)住んでいた長岡市(旧栃尾市)にある日本酒を醸す蔵元が諸橋酒造さんです。

夏に伺ったのですが山に囲まれているせいか涼しく感じ、棚田の風景は教科書で見たことがありましたが実際に見るのははじめてで、凄いの一言でした。

蔵元、杜氏さんとお話させて頂き、創業当時越後から酒造りに下妻まで来てくれていた事を深く痛感し、愛情を持ち販売したいと思いを改めさせて頂きました。